油含有水の処理は、凝集助剤Minelcoを用いた凝集沈殿処理を提案しています。
油汚染の現場では、水中ポンプで地下水と油が混ざった状態で圧送され、エマルジョン化した状態で送られてくることがよくあります。このような場合、水と油に分離させ、スーパー油吸マット等で油を吸着除去することが難しくなります。
アステック東京では、このような油含有水に対し、弊社製品ミネルコにて凝集沈殿処理を行ない、清澄な処理水を得ております。
一般的に油を含んだ水のフロックは軽く浮きやすい傾向にありますが、ミネルコを含んだ原水は良好なフロックを形成します。
油含有水
Minelcoを使用して処理した処理水
Minelcoと各種無機凝集剤、高分子凝集剤を組み合わせ、凝集物を形成させ沈殿分離します。
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汚染水を凝集反応槽(3槽ノッチタンク)に入れます。
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固液比=1:10になるようにMinelcoと水を混合し、撹拌します。
凝集反応槽の1槽目にMinelcoを添加・撹拌します。
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凝集反応槽の2槽目にPACを添加・撹拌します。
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凝集反応槽から沈殿分離槽へ移送する配管内で高分子凝集剤を添加・混合します。
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沈殿分離槽で沈殿物を沈殿分離し、上澄水は処理水として放流します。沈殿物は汚泥として処理します。
油含有水を、スーパー油吸マットとMinelcoを用いて処理しました。
また、対象の地下水には少量のベンゼンを含んでいたため、油水分離を行った後、滞留時間40分程度の曝気処理を行いました。
処理プラント
油含有地下水を揚水している様子