「カルファバス」&「カルファサット」使用
(その後、スケール、スライム、バイオフィルム、藻類の付着問題はなくなり、熱交換率が最適化)
*写真は一部です
「有機リン系水処理剤」と「CALFA BAS (カルファバス)」 の違いとは?
サニファのやっさんとカルファケミカルのこいけちゃんが会話でカルファバスを分かりやすい会話でご紹介いたします。
やっさん:
最近、日本でもカルファバス(CALFA BAS)を採用する会社が増えてきましたね。
こいけちゃん:
ええ、お陰様でカルファバス(CALFA BAS)の良さを分かってくださる日本のお客様が少しずつですが増えてきているのは嬉しいですね。
やっさん:
もともと、カルファバス(CALFA BAS)は欧米企業の方が圧倒的に導入顧客が多かったのでしょ。
こいけちゃん:
そうです。
欧米諸国は環境に対する意識がとても高いので、有害物質を使用せず環境に配慮したCALFA BAS(カルファバス)は圧倒的な支持を受けて広がりました。特に冷却塔設備を必要とする南欧での普及率は高いものがあります。
また、近年では南米のメキシコや台湾、東南アジア圏でもカルファバス(CALFA BAS)の導入が進んでいます。
やっさん:
カルファバス(CALFA BAS)がもっと日本でも普及するといいですね。
ところで、従来の冷却塔の水処理剤の問題点って何だったの。
こいけちゃん:
水処理剤の問題点ですか、まず一番大きな問題点は、水処理剤の原料に有害物質を使用していたということですね。
地下鉄サリン事件で名高い「サリン」はご存知ですよね。このサリンは有機リン系の「ホスホン酸」という有害物質を使用しているのですが、この「ホスホン酸」を水処理剤の原料に使用しているのです。
やっさん:
ええっ!(@_@;) サリンの原料をですか!!
こいけちゃん:
はい、有機リン系のホスホン酸の他、防食剤(脱酸素剤)として猛毒の高濃度ヒドラジンを混合添加している管理業者もあり、その設備のまわりにいる従業員のみならず、近隣住民の健康状態や環境や生物に与える影響は著しく深刻だと言えますね。
やっさん:
そんなものまで入っているのですか。。。
こいけちゃん:
ええ、欧米諸国では「有機化合物系水処理剤」を作業員が誤って浴びてしまう事故の対策として「緊急時シャワー設備」「洗顔設備」の設置が義務付けられているんですよ。
そんな有毒な物質を使わないと冷却塔設備のサビやスケールを防止する水処理剤が作れなかった訳です。
カルファバス(CALFA BAS)は、その常識化していた有毒物質使用を打破し、全て地球上に自然に存在する「無機成分」だけで作られていますので、循環冷却水が大量に飛散したり、排水しても人間の健康面、環境面、生物面への影響は全くありません。EUでは「生活用水としての安全性試験」にも合格しています。
やっさん:
なるほど、カルファバス(CALFA BAS)は優れた最新の技術なんですね。
ISO14001環境マネジメントシステムを認証取得している会社がカルファバス(CALFA BAS)を使用することで、著しい環境側面をひとつクリアすることができますね。
こいけちゃん:
そうです。ISO14001を取得されているお客様にはメリットが多分にありますね。
水の濃縮度管理のために冷却水を排水(ブローダウン)して補給水を入れることで冷却水の濃縮度を下げますが、この排水も工場に植林されている樹木などへの散水に利用できますので、冷却水のリユースも可能になるということなんです。
やっさん:
他にはどんな問題点があるのですか。
こいけちゃん:
そうですね、従来の水処理剤は冷却塔設備にスケールを付き難くすることは出来ても、既に付着したスケールを除去することはできません。特にシリカスケールは難敵で除去できません。
やっさん:
そうすると冷却塔設備に付着してしまったスケールはどうするんですか。
ちなみにシリカって何ですか。
こいけちゃん:
一般的には定期的に配管内などを酸洗浄してスケールを除去しています。酸洗浄ではシリカスケールは除去できませんので、これまた有毒な薬剤を使って除去しますね。
シリカは簡単にいうとガラスですよ。ガラスの成分が固まって配管などに付着しますが、ガラスは塩酸では溶けませんし、しかも、熱伝導性が極めて悪いので熱交換器内に付着するとバカにならないくらい電気を浪費します。
利根川水系は特にシリカが多く含まれていると言われていますので、関東圏で地下水を冷却水に利用しているお客様はシリカスケールにかなりお悩みになっているのではないかと思います。
やっさん:
それでは、カルファバス(CALFA BAS)は、それらのスケールに対してどのような効果があるのですか。
こいけちゃん:
よくぞ聞いて下さいました!
CALFA BAS(カルファバス)は冷却塔設備内に付着したスケールを除去できますし、世界広しと言えど付着したシリカスケールを除去できる水処理剤はCALFA BAS(カルファバス)だけといっても過言ではありません。当然、冷却塔設備からスケールが除去された後はスケール付着の防止となります。
CALFA BAS(カルファバス)を冷却塔内の流水部に入れておくだけで、冷却塔、配管、熱交換器内に付着した頭の痛いスケールが除去されますので、熱交換率が復活して浪費されていた電気は本来の電力消費量に戻ります。
そして、お客様が喜んでくださるのは、熱交換器の冷却効率悪化からの冷却不足不具合品の発生が無くなるということです。
プラケースに入ったCALFA BAS(カルファバス)を冷却塔内に設置しただけでこれが実現できてしまうのです。
やっさん:
困っていた担当者にとっては夢のような話ですね。
こいけちゃん:
さらに、カルファバス(CALFA BAS)には、防錆効果がありますので冷却塔設備をサビによる劣化から守ってくれます。配管内にサビが出てくると冷却水に混入し、製品に付着したりしてクレームの温床になりますし、配管の劣化が防げるので耐用年数を伸ばすことができますよね。
やっさん:
またまた、夢のような話ですね。
こいけちゃん:
半導体など純水を利用する工場では、純水を冷却水に再利用することがありますが、純水は特に錆びやすい特性を持っていますので冷却塔設備の劣化が激しいのでカルファバス(CALFA BAS)をご導入していただくことでこの悩みから解放されますよ。
やっさん:
ちなみにカルファバス(CALFA BAS)はどのくらいの期間、効果があるものなのですか。
こいけちゃん:
一般的な10〜12時間/日稼働の冷却塔設備の場合ですと、6ヵ月間持続します。
CALFA BAS(カルファバス)を最初に導入した場合、目に見える効果(スケールの除去)が現れてくるのは、投入から概ね45日後です。冷却塔の充てん材に付着したスケールの状態で確認できます。また、配管内のスケール除去状況はポンプ圧を定期的にチェックしていただければ確認できます。
スケールが剥がれ落ち始めたら、全て剥がれ落ちるまでしばらくの間は冷却塔設備のお掃除をこまめにしていただけると良いですね。
やっさん:
手軽に試せそうだから、小規模の設備で試してみると良いかもしれませんね。
こいけちゃん:
それはおススメの方法ですね。
まずは影響の少ない小規模設備でカルファバス(CALFA BAS)の効果確認と運用を確立していただいてノウハウが出来たら、メインの設備に本格的に導入するのはローリスクの導入方法としてお薦めいたします。
やっさん:
他にカルファバス(CALFA BAS)の導入ノウハウとしてどのようなことがありますか。
こいけちゃん:
まずは、水の濃縮度管理をキチンとしていただくことですね。カルファバスの場合、水の濃縮度は電気伝導率で800〜1000μSで管理してください。それ以上の伝導率になるとスケールが付着してしまうので水処理剤の意味がありません。また、1000μS以上に水を濃縮しても節水効果は得られません。
やっさん:
ふ〜ん、水の濃縮度管理ですか。具体的にはどうやるのですか。
こいけちゃん:
電気伝導率を図る伝導計で循環水の伝導率を計って1000μSを超えていたら、冷却塔の下部の排水バルブを開いてジャバジャバっと水を排水して補給水を追加するだけですよ。これをブローダウンと言います。
要は濃くなった水を捨てて、薄い水を足すことで全体的に濃度が薄くするということです。
水抜きをせずに水の補給でオーバーブロー管から排水する方法は大量の補給水が必要となるのでお勧めしません。必ずブローダウンで行ってください。
やっさん:
ふむふむ
こいけちゃん:
他には、カルファバス(CALFA BAS)を導入する際には、冷却塔からの出口配管に必ずストレーナーを設置してくださいね。
先ほどもカルファバスを導入してから45日後くらいに効果が出始めるとお話しましたが、充てん材などからスケールが剥がれ落ちてきますので、フィルターがないと熱交換器などが詰まってしまう恐れがあります。ちなみにバケット型のフィルターはお掃除しやすいので便利ですよ。
いったんこんなところです。
やっさん:
いかがですか、皆様もカルファバス(CALFA BAS)がどんなものか理解できましたか。手軽に導入できて効果絶大のカルファバス(CALFA BAS)に興味がありましたら、お問合せください。