冷却塔(クーリングタワー)内部・充填材に付くスケール・バクテリア・藻類ももちろん重要ですが、省エネに関して最も重要な指標は「LTD」(エル・ティー・ディー)です。「LTD」は、"Leaving Temprature Difference" の略で「熱交換率」を意味します。
冷凍機 熱交換器内部の汚れ具合いを見るには、いろいろありますが、国際標準となっているのが "LTD" で、下記のように計算されます。
LTD(℃) = 凝縮冷媒出口温度 (℃) - 凝縮器内冷却水出口温度 (℃) |
簡単に言いますと、「どれだけ上手く(適切に)冷やされていますか?」と言う数値です。
(冷凍機の種類にもよりますが、一般的には、2℃〜3℃程度が良好)
この数値が大きければ大きいほど、「熱交換を阻害している物質がある」と言えます。 この数値が大きくなっていく過程の中で、冷凍機は一生懸命に圧力を高めて設定値を目指そうとします。そこで、連続的に余剰エネルギーが費やされ、結果、膨大なエネルギーロスが発生します。
冷凍機を管理する業者の方に、1ヶ月〜3ヶ月間隔で「LTDのトレンドを出して下さい」とお願いしましょう。
人間の血圧や血糖値等の数値と同じで、「LTDが常に一定」= 「(順調)上手く冷やし続けている」 と言う事が出来ます。
まれに「LTDは出せない」「LTDって何ですか?」と言うメンテナンス業者の方もいます。私たちに言わせれば「大丈夫ですか?」と少し心配になります。それは心臓外科医が 「心電図が撮れない」 ・ 「心電図を知らない」 と言っているようなものです。 どの程度、適切に動いているのかわからずに、「運転管理」など出来ません。 ほとんどの冷凍機でLTDは出ます。(自動・手動計算)
また、極まれですが「それはノウハウなので教えられない」と言うケースもあります。
何か「知られては不都合な事情」があるのでしょうか? "LTD" (熱交換率)は一般的に国際標準指標(パラメーター)です。
新型ハイブリッド車を買って「燃費を見たい」とします。 ディーラー(販売店)の方に「この車、リッター何km走ってるのか、どうやって見るのですか?」と聞いたとして、「それはノウハウですから教えられません」と答えられるようなものです。
であれば、それを教えてくれる「車」と「メンテナンス&サービス」を選ぶしかありません。
近年、「燃費性能」は車を選ぶ上で重要なファクターの一つでしょう。事実、最も燃費性能が高い車が販売台数で常に上位を占めます。
CALFA BASのユーザー様には、クーリングタワー1600RT×4台において、これまで熱交換器の酸性薬品洗浄にかかる費用 「250万円カット」に成功しております。
しかもこれ「毎年」ですので、単純に4年で「1,000万円のムダなコスト」だったのです。
「省エネ」を行う上で最も大切な数値は 「LTD(エル・ティー・ディー)」 です。 "LTD" は常にモニタリングした方が良いでしょう。
循環冷却水の「電気伝導度」を上げすぎると、「熱交換器」及び水路系内に
「スケール付着」 →「熱伝導率低下」→「膨大なエネルギー(電気)ロス」
が発生いたします。 特に「シリカスケール」は「わずかコンマ数ミリ」の厚さで熱伝導率を大幅に阻害いたします。一度、付着してしまうと一般的な「有機りん系・有機硫黄化合物」「窒素化合物系」 水処理剤では、「予防」こそ出来ますが、残念ながら「除去」は出来ません。
つまり、「余剰な電気量」を恒久的に使い続けなければならなくなります。
それは、ちょうど家庭用の「隙間(すきま)のある冷蔵庫」と考えて下さい。
冷蔵庫は設定された温度に落とす為に、必死に余剰電気を使用し続けるでしょう。
CALFA BAS(カルファバス)は、このシリカスケールの「除去」が可能です。 もちろん
「予防」はさらに容易です。シリカスケールを除去・予防する事で、
@これまで使用していた水処理剤は、本当に効果があったのか?(熱交換率)
Aこれまでどのくらいの膨大な「エネルギーロス」をしていたのか?(電気料金)
B本当に「充填剤」を交換する必要があったのか?(メンテナンスコスト)
ぜひ、実際の「数値」を用いて定量的に検証してみて下さい。
また、(左写真)「自動ブローダウン装置」を取り付ける事によって、CALFA BAS(カルファバス)で作られる水質バランスを自動的に管理し、効率良く排水、最も コストメリット
(水・エネルギー) が出るようにオペレーションされます。
これにより、ほぼ「メンテナンスフリー」が実現できます。 (装備推奨品)
弊社では、推奨の「高品質自動ブローダウン装置」 を、今ならCALFA BASユーザー様に
限り、「格安特別プログラム」でご提供しております。格安で月々の「レンタル」も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
CALFA BAS(カルファバス)により、適正にクリーニングされ、「透明感」あふれる「澄んだキレイな水」に治療されて、設備は本来の能力を取り戻して行きます。
冷却塔から排水された水は人体に安全で、環境に無害ですので、海や河川、土壌に排水しても問題ありません。もちろん「2次利用」も可能です。
「植栽への散水」、「ヒートアイランド対策としての屋上の打ち水」、「トイレのフラッシング」、「非常時の防火用水・生活用水 (※直接飲用は不可)」等々。
セパレーター内部にぎっしりと詰められた「特殊な形状のリング」。実は、このリングにも秘密がぎっしりと詰め込まれています。世界にはたくさんのセパレーターと呼ばれる水処理機器がありますが、これは「世界で唯一無二の形状」であり、何と極小「7ミクロン」までの浮遊物分離が可能になりました。(特許取得)
これにCALFA BAS(カルファバス)の凝集反応を組み合わせると、カルシウム・マグネシウム・シリカ・鉄等、工業機械全般に影響する水中の不純物だけを、効率良く取り除けて、「莫大な節水効果」を実現できます。
現在、特許出願中の為、詳しい「設計図・スペックデータ」等の情報公開は出来ませんが、期間限定にはなりますが、随時「デモ器」を用意し、国内企業の皆様に無償でお貸出ししております。(設置費別)
通常、「ろ過器(砂ろ過)」の場合、ある一定期間稼働すると、砂の凝固作用が働きフィルタレーション能力が著しく低下します。この場合、系統を一時的に停止し、「ろ過材(砂)」の交換が必要となる訳ですが、当然、これらのメンテナンス及びコスト、PAC(凝集剤) の添加、逆洗浄も一切、不要となります。
SEPは、故障が頻繁に起こる機械とは違い、物理的にそれを行いますので、設備してしまえば10年近くは機能低下がないでしょう。利益を生む「必要な水」だけを効率良く取り出し、不利益を生む「不必要な経費」は、今すぐ吐き出しましょう。
S.E.P.最大の特徴はその「サイズ」です。大きなピット槽(プール)を作り、比重が重いものは底部に溜まり、キレイな「上水(うわみず)」だけを抜き取れば、これは一種の「セパレーター設備」です。また、砂ろ過器もフィルター式の不純物分離装置です。
しかし、「S.E.P.」は両設備と比較すると設置費も安価で、遥かに小さなシャーシで、同等レベルの処理能力を出します。水の不純物を除去する為に「水質浄化装置」を入れたいけど「スペースが十分にない」と言う事業所には理想的です。