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冷却塔(クーリングタワー)の冷却水・循環水処理 orange_bar

カルファセップ(CALFA SEP)簡易型水槽での循環分離テスト

カルファセップ


CALFA SEPシリーズ小型モデル「PS-50AA」で簡易的な水槽を作り、数時間でどこまで水質浄化できるのか? 「高濃度加速試験」を実施。

 @ 簡易型水槽に800リットルの水道水を溜めた。
 A 80gの「水酸化カルシウム」を添加し「0.01%高濃度の水溶液」を精製した。
 B CALFA BAS 「300g」を水槽内に投入。
 C 水中ポンプにフレキシブルホース、50Aのフランジを接続。
 D 循環水全量を通水させる「フルストリーム型」で配置。
 E 1時間に1回、CALFA SEP底部の「ドレンバルブ」を約4〜5秒、解放し「排水」。(5〜6リットル程度)

   (ポンプの「能力値」と「条件」を計算すると、2時間(120分)で800リットルの水溶液が、「約21回転」される計算になります。
    そこに通常、CALFA BASの投入量としては、「160g程度」となりますが、約2倍の「300g」(36ppm)を添加した、「高濃度加速試験」です)


 向かって、左側の水は、CALFA SEP底部のドレンバルブから排水。 向かって、右側の水は、CALFA SEPを循環中の吐出ホースから採水。
 わずか、「2時間の循環」で、ここまで「セパレート(分離)」出来ました。


<<2時間後>>

CALFA SEP 底部にたまった      CALFA SEP「循環水」の吐出
ドレンバルブから「排水」          ホース から「採水」


800リットルの水を簡易型水槽に溜めCALFA SEP「PS-50AAタイプ」を設置


AM9:00 :CALFA SEP稼働&CALFA BAS投入
さすがは、「超微粒子水酸化カルシウム(食品グレード)」 (高濃度100ppm)
完全に「白濁」してポンプや水槽底部は全く見えない濁度レベル。

PM18:00 :試験終了(9時間稼働)
800リットルの水が「約94回転以上」される計算になります。
完全にクリアではないが、相当、「濁度」は落ち、ポンプ、ホース、
BAS、水槽底部まで、はっきりと見える「濁度レベル」まで回復。

【同テストで使用した機器】

ちなみに、弊社で所有しているモデルは、「寺田ポンプ-PG250」と言う製品です。
(実勢価格:20,000円-30,000円程度)

●用途: 合併処理浄化槽用雨水・湧水の排水用、雑排水用
●質量(kg): 6.8 ●出力(W): 250 ●取扱液: 清水、汚水、多少の汚物を含む水
●液温範囲(℃): 0〜40(凍結のないこと) ●残水位: 45mm ●運転可能最低水位: 85mm

●吐出量(L/min)/全揚程(m):
40/7.0(7mの高さまでは1分あたり40リットル吐き出せます)
140/3.5(3.5mの高さまでは1分あたり140リットル吐き出せます)

ホースはトヨックス(TOYOX) トヨスプリングホース 寸法 (38mm×48mm)と言う「コイル巻きホース」を使用しています。 扁平しにくく、バキューム輸送に最適。曲げ半径が小さく、折れにくい。バキュームOKとの事です。

●色: ナチュラル透明 ●流体: 水、油、薬品、粉体、空気 ●使用温度範囲(℃): -5〜60
●使用圧力(MPa): -0.1〜0.3 ●最小曲げ半径(mm): 165
●ホース寸法(内径×外径) (mm): 38mm × 48mm (合計15m程度)

※ PS-50AAのフランジ径が【50A】ですので、細いホースから多少、水圧をかけてCALFA SEPに通水しております。


CALFA BAS (カルファバス) の成分が徐々に溶解し始め、「3時間経過」 あたりから、飛躍的に水質浄化能力が上昇しはじめた。
CALFA BAS (カルファバス) の「化学的凝集反応&沈殿」が少しずつ効果し始める時間帯と一致する。 実際の冷却循環水では、「炭酸カルシウム」が濃縮するが、市販化されている炭酸カルシウムは、使いやすくするために脂肪酸などで「表面処理」がされている。この為、水中に分散せず水面に浮いてしまう為、表面処理がされていない「水酸化カルシウム」を使用した。

試験で使用した「水酸化カルシウム」は、食品添加物グレードで、スペックシートによると、平均粒径「10ミクロン以下」で80%以上、そのうち「6.6ミクロン以下」が50%以上である為、カルファバスの凝集反応を利用しなければ、ここまで浄化出来ないだろう。

ここでは、試験として「水酸化カルシウムのみ」しか添加しないが、製造メーカー・オフィスビルなど、実際の現場では、あらゆる不純物が混入して来る。もちろん、水質がバクテリアや藻類にとって栄養(りん・窒素等)だった場合、同時に「生物系障害」も発生する。

これまでは、CALFA BAS (カルファバス) がシリカを溶かし、「凝集&沈殿」させた「カルシウム他、残された不純物」、

また、 「バクテリアと混合された鉱物」だけを「どのように、冷却塔底部から効率よく抜くか?」

が長年の課題であったが、CALFA SEPの開発により、それも容易に 「解決」できる事となった。


次回のテストは、本来サイドストリーム用の「CA-1」タイプを使用して、同様のテストを行う事とするが、 実際のクーリングタワーでは、ここまで高濃度のカルシウムが瞬間的に混入して来る事は、現実的にはないので、価格が格安な今回の「PS-50AA」タイプでも200RT以下の冷却塔であれば、水質浄化能力としては十分で、常に良好なコンディションに維持出来る事になる。

「スケール障害」がなくなるので、「熱交換率」も常に健全な数値をキープし、膨大な「省エネ効果」につながるだろう。そして、CALFA SEP最大の特徴は、砂ろ過の様に「逆洗浄」は要らないので、膨大な「節水効果」も得られる。

有機薬剤の様に排水内の有機リンも発生せず、BOD, COD等「水質汚濁」が発生する成分もないので、浄化槽は必要なく、なお且つ「ろ材・フィルター・カートリッジ等メディアの交換」や「メンテナンス」も一切、必要としないので、コストメリットは大変な金額になるだろう。

CALFA SEPのドレンバルブに「自動ボール弁」を装着し、適正な排水量・頻度等の条件を見つければ、機械的に自動排水させる事が可能なので、電気伝導度(濃縮)が上がる事は2度とない。環境中からタワーに混入する「砂」も、通常オペレーションの中で除去される。

これにより、配管内部のスクラッチ傷、閉塞等も含め、全ての「鉱物系障害」はなくなるだろう。

「生物系障害」は、カルファケミカル社の殺菌剤を使用すれば、除去・防止が出来る。「鉱物系障害」と比べるとそれは実に容易だ。

意味のない無駄な経費を膨大に浪費していた、「日本企業のエネルギー・水・水質浄化コスト」の徹底節約は、ついに始まった。



この簡易的なテスト環境では、水槽の「総水量(保有水量)」・水中ポンプの「流速」は変える事が出来ないのでPS-50AAタイプと比べて「どの程度、水質浄化処理をスピード化出来るのか?」をメインテーマとして絞った。

前回(上記)の傾向を考慮し、水酸化カルシウム水溶液投入の「30分前」から、CALFA BAS (カルファバス) を投入。(短時間で濃度を出させるため、標準投入量の約3.1倍の「500g」を 投入)

つまり、「凝集反応を起こしやすく、そしてCALFA SEPで不純物を分離させやすい水質に事前にしておく」と言うトライアルである。

本試験で使用した「水酸化カルシウム」は、前回と同様(上記)。
前回の試験では、カルシウム「80g」を一度に添加したが、今回は段階的に上げて、その推移を確認して行く事とした。

これは、多少なりとも実際のクーリングタワーにおける「本番環境」に近付けるイメージである。

@ 「CALFA BAS 投入 (500g)」& 「ポンプ稼働」 (AM 10:02 試験開始) A 30分後(カルシウム40g水溶液)→「白濁」しない
B 40分後(カルシウム20g追加)→「白濁」しない
C 50分後(カルシウム20g追加)→ 少し「白濁」したが、わかりにくいので、さらに濃度を上げる
D 60分後(カルシウム20g追加)→ (合計:100g添加:125ppm相当)
E 180分後(3時間)この状態のまま、SEPに「通水」&「循環」 (PM 13:15 終了)

やはり、小型の「PS-50AA」と比較すると、「圧倒的に水質浄化能力が高い」。カルシウム水溶液を10分毎に追加しながらも、
同時に "セパレート(分離)" が始まっている。

合計100gまで追加したところで、少し白濁したので、カルシウムの追加はここで打ち切る。

今回は、事前にCALFA BASの成分を溶出させておいたので、化学的凝集効果・セパレート(分離)促進効果も早く現れた。

本試験では、試験終了3時間後まで、CALFA SEP (CA-1)タイプの底部ドレンコックから、1度も排水はなし
循環水を循環ホースから「採水」、3時間後に底部ドレンコックから「採水」、その「水質の違いを撮影」した。
60分後、最後のカルシウム添加から、ここまでわずか「2時間」の循環。

ボイラーにインラインで組み込む場合、もしくは200RT以下の冷却塔で、10〜12時間程度の稼働であれば、「PS-50AA」でも十分だが、それ以上になる場合、上位モデルの「CA-1」を選択する方が良いだろう。 「PS-50AA」では、時間がかかりすぎる。



今回は、「水酸化カルシウム Ca(OH)2」ではなく、表面を脂肪酸等で処理していない「炭酸カルシウム CaCo3」を入手したのでこれを使用する事とする。 これにより、実際の冷却塔、熱交換器内で障害を起こすスケール成分「炭酸カルシウム」と同じ条件となる。

ラベルに貼られているメーカーに電話で、「平均粒径」を問い合わせたが、「知らべていないのでわからない」との事。

さらに、今回の試験では「除去率」をより明確に可視化する事を目的として、少量の「酸化鉄 (着色料として)」を添加した。

水溶液投入の「30分前」から、CALFA BAS (カルファバス) を投入。
(短時間で濃度を出させるため、標準投入量の約3.1倍の「500g」を 投入)

@ 「ポンプ稼働」 (AM 9:15 試験開始) &「CALFA BAS 投入 (500g)」
A 45分後(カルシウム60g + 酸化鉄6g)水溶液 → 全て添加
B 120分後(あまり変化なし)
C 180分後 (少し、「濁度」が低下)

D 240分後
 濁度が低下して来たが、「酸化鉄」が水中の乱流により、さらに酸化促進され、色調が「赤色」→「紫色(黒)」に変化。

E 300分後(5時間) 水溶液を添加後、「約45回転」。
  この時間帯からは、CALFA SEPが著しく効果した。    
F 375分後 (6時間15分後)採水 (PM 15:30 試験終了) ※「6時間」で打ち切り

今回は、「酸化鉄」の赤い色調の「黒ずみ」(酸化)が始まり、もはや投入時の「色」ではなく、変色する事により「濃度」の判断が
難しい。また「投入直後」よりも、逆に「3時間(180分)」あたりの方が、酸化が促進され「赤色」が、より濃くなる傾向にあった。

その都度、水槽を目視しただけでは「濁度」が低下しているのか? 「酸化鉄」が、さらに「酸化→発色」しているのか? 短時間に色調が急変してしまう 「酸化鉄」を着色剤として、この「不純物除去試験」に用いるのは「不向き」だと判断した。

6時間後の「2箇所からの採水」を見ると、その不純物濃度の違いは「はっきりと出た」。もう少し時間をかけて「経過観測を継続」したかったのだが、時間の関係上、試験は計画通り「6時間」で打ち切りとした。

実際の(クーリングタワー・冷却塔)でここまで、「瞬間的」に不純物が「超高濃度」になる事はないが、この試験では、あえて劣悪な環境を作り上げ、「短時間」(6時間)でどれだけ除去出来るのか?を焦点にしている。



今回は、最も冷却塔に混入する可能性が高く、最も比重が軽く除去が難しい不純物、「土(泥)」(無定形高分子有機物) を添加する。

実際の工場等に設置されている冷却塔には、近隣の「田畑」や「山」等からの強風により、タワー内に混入される場合が多い。しかしながら、こうした粒径が小さく、比重が軽い部分の「土」(フミン質等)は、一度、濁りが生じると最も除去が難しい成分である。

もちろん、冷却塔内部に溜まったり、熱交換器内部にバクテリア障害が発生、 「土・泥」、さらに「カルシウム・シリカ」が混ざると熱交換器は、いよいよ閉塞が始まります。

今回の試験は、あえて、この最も難しい「土」を使用し、超高濃縮の泥水を精製し、「6時間の循環中」にどれだけ除去出来るのか?をテストした。

水溶液投入の「30分前」から、CALFA BAS (カルファバス) を投入。
(短時間で濃度を出させるため、標準投入量の約3.1倍の「500g」を 投入)

@ 「ポンプ稼働」 (AM 10:10 試験開始) &「CALFA BAS 投入 (500g)」
A 30分後(土:100g) → そのまま添加してみる。

土の場合、微生物・植物が作り出した「有機物」「窒素化合物」また、「無機リン」等が混入されています。
つまり、成分・粒径が同一、また均等である「化学原料の試薬」とは違い、あらゆる成分が混合されているため、水中で「分散不良」が起こる。

そこで、水槽内をかき混ぜ、循環ホースの「吐水口」の位置を変更し、水槽内で水の流れが「円」を描くように急遽、配置変更した。
ここで、(土:400g) →追加:合計 500g

B 60分後(土:+500g)水で希釈 ・泥水として追加 →:合計1kg 添加 → 「非現実的な超高濃度」になってしまったがテストを続行。
C 180分後 (若干「濁度」が低下)
D 300分後(5時間) 最後の泥水を添加後、循環「約42回転」。
  水槽の色合いを見た感じでは、カルシウムと比較すると、やはり「土」の方が時間がかかりそうな印象。    
E 360分後 (6時間後)採水 (PM 16:10 試験終了) ※「6時間」で打ち切り

今回のテストでの難しさは、「どの程度入れるべきか?」と言う「添加量」の問題であった。「非現実的な超高濃度の泥水」に対し、6時間の循環では少々、循環不足であった。CALFA SEPの特性上、循環回数に乗じて、加速的に除去効率が上がる。この、「非現実的な超高濃度」でも、1〜2日循環していれば、現場での「特別な対応・応急処置」がなくても、SEPが自動的に水質浄化を行うであろう。

実際のクーリングタワーでは、こんなに大量の「土砂」が、瞬間的に混入される事はまずないが、強風やその他、アクシデントにより冷却塔内に混入されて来る 「現象」と「混入物(土)」と言った意味では、実際に発生する事象であると考える。
(「濃度」としてはないが、「成分」「現象」としては起こりうるので、今回のテストを行った)




[簡易デモ試験] CALFA SEP「CA-1」モデルに必要な機材

 
[1] 水中ポンプ

ご参考までに、弊社で所有しているモデルは寺田ポンプ-PG250と言う製品です。●用途: 合併処理浄化槽用雨水・湧水の排水用、雑排水用 ●質量(kg): 6.8 ●出力(W): 250 ●取扱液: 清水、汚水、多少の汚物を含む水 ●液温範囲(℃): 0〜40(凍結のないこと)●残水位: 45mm ●運転可能最低水位: 85mm 
●吐出量(L/min)/全揚程(m): 40/7.0(7mの高さまでは1分あたり40リットル吐き出せます)140/3.5(3.5mの高さまでは1分あたり140リットル吐き出せます)
装 着 →  
[2] ● フランジ50A(4穴)×2
  ● タケノコ×2  ●パッキン×2
[3] フレキシブルホース×2

※ 「簡易試験」の為、安価で取り付けが容易な「水中ポンプ」を使用します。
@100Vの家庭用コンセントで稼働でき、電気工事が不要。 Aフレキシブルホースで簡単に循環構造を作れるので、配管工事が不要。


ちなみに、弊社で所有しているモデルは、「寺田ポンプ-PG250」と言う製品です。
(実勢価格:20,000円-30,000円程度)

●用途: 合併処理浄化槽用雨水・湧水の排水用、雑排水用
●質量(kg): 6.8 ●出力(W): 250 ●取扱液: 清水、汚水、多少の汚物を含む水
●液温範囲(℃): 0〜40(凍結のないこと) ●残水位: 45mm ●運転可能最低水位: 85mm

●吐出量(L/min)/全揚程(m):
40/7.0(7mの高さまでは1分あたり40リットル吐き出せます)
140/3.5(3.5mの高さまでは1分あたり140リットル吐き出せます)

ホースはトヨックス(TOYOX) トヨスプリングホース 寸法 (38mm×48mm)と言う「コイル巻きホース」を使用しています。 扁平しにくく、バキューム輸送に最適。曲げ半径が小さく、折れにくい。バキュームOKとの事です。

●色: ナチュラル透明 ●流体: 水、油、薬品、粉体、空気 ●使用温度範囲(℃): -5〜60
●使用圧力(MPa): -0.1〜0.3 ●最小曲げ半径(mm): 165
●ホース寸法(内径×外径) (mm): 38mm × 48mm (合計15m程度)

※CA-1のフランジ径が【50A】。吐出量が少ない水中ポンプでのテストでは、50Aよりも(細いホース) →(水圧)→(50Aにフランジアップ)→(SEP通水)して下さい。本格設置に至った場合、適正な能力(パワー)のポンプを設置・循環。さらに水圧もかかりますので「不純物除去率」も飛躍的に上がります。

[簡易デモ試験]CALFA SEP注目ポイント

水道水(上水)を利用し、比較的、冷却循環水がキレイな

@ 大型商業施設(ホテル・ショッピングモール等)  A 都心ビルオフィス等でのデモンストレーション試験では、「高濃縮汚濁水」はドレン排水の冠水直前に出てきます。

ポンプを停止し、フランジを外し、手動バルブでドレンを開けたた場合、CALFA SEPの構造と特性上、始めは比較的キレイな水から排水され、進むにつれて水に色が付いてきます。冠水直前には「高濃縮汚濁水」が出てきますので、ぜひ、お見逃しなく


左動画:)冠水直前に超高濃度の酸化鉄(錆び)汚濁水が排水される様子。


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