上写真は「某大型ショッピングセンター」の冷却塔配管です。屋上に冷却塔が設置されている為、季節や風向きにより砂が大量に冷却塔に混入・循環。その為、配管系内部は砂により「スクラッチ(ひっかき傷)」が入り摩耗する問題を抱えておりました。そこでサイドフィルターとしてCALFA SEPを導入。水処理剤をCALFA BASに変更。現在は、混入する「砂」は分離され、設備の腐食問題・スケール問題も解決。
大型製鉄メーカーは、米国製の「砂ろ過器(サンドフィルター)」を2台設置。
しかし、砂ろ過器の場合、ある一定期間稼働すると、砂の凝固作用(砂が石の様な状態になり、やがて岩の様に凝固)が働きフィルタレーション能力が低下。本設備も一日に数回、頻繁に逆洗浄をかけていましたが、それでも詰まりが発生し、やがて逆洗浄も出来ない状態になってしまいました。
通常であれば、この場合、
系統を一時的に停止して「ろ過材(砂)」の全交換が必要となるのですが、ろ過器メーカー推奨の「砂(ろ過材)」は米国から輸入する為、大変コストがかかって困っておりました。
そこで、CALFA SEPを提案・テスト運転を行ったのち、今回、2台採用となりました。
あわせてCALFA BASもご使用いただけました。
設備を管轄する最高責任者は、こんな小さなシャーシで「逆洗浄」「ろ材交換」「ろ過能力の低下」「圧力損失」もない。そして、熱交換器・配管系のクリーニングも行ってくれるなんて素晴らしい。
あの莫大に費用のかかる大型砂ろ過器は、一体、何だったんだろう。順次、このシステムに変更して行きたい。とおっしゃっておりました。
全硬度 (Total Hardness) |
濁度 (Turbidity) ※1 |
|
設置後 |
892mg/L |
135 (NTU) |
3日後 |
607mg/L |
76.1 (NTU) |
4日後 |
510mg/L |
61.8 (NTU) |
5日後 |
419mg/L |
51.8 (NTU) |
6日後 |
410mg/L |
48.1 (NTU) |
7日後 |
409mg/L |
41.8 (NTU) |
18日後 |
398mg/L |
22.1 (NTU) |
19日後 |
369mg/L |
19.2 (NTU) |
20日後 |
359mg/L |
18.3 (NTU) |